強いトレーニングの翌日、「階段がつらい」「脚が重い」という筋肉痛は誰にでも起きるものです。最近の研究では、筋肉痛(DOMS)を軽減し回復を早める方法として“冷却リカバリー(Cold Water Immersion:冷水浴)”が注目されています。冷却によって筋損傷の炎症を抑え、痛みの感じ方を和らげる効果が報告されており、アスリートの標準的なリカバリー手法になりつつあります。近年は、安定した低温環境を再現できる温度制御チラー(例:Dr.ICE)を使うことで、自宅でも科学的に推奨される冷却リカバリーを安全かつ効率的に行えるようになりました。
最新の「冷却リカバリー」科学を徹底解説
トレーニングを終えてベッドに入るとき、
「明日もっと痛くなるのかな……?」
と不安になるあの感じ。
誰だって筋肉痛は好きではありませんよね。
しかし最近は、筋肉痛を軽くし、回復を早める方法が研究によってより明確になっています。
その1つが注目の 「冷却リカバリー」 です。
なぜタイミングが重要なのか?
正直、翌日の “階段が地獄” みたいな感覚は僕も嫌いです。
特に予定がぎっしりの日は最悪です(笑)。
「筋肉を追い込んだ証拠」ではありますが、そのあと何もできないほどのダウンタイムは困りますよね。
そこで役に立つのが、近年研究が一気に増えている
冷却リカバリー(アイスバス/冷水浴) です。

筋肉痛(DOMS)とは?
筋肉痛は正式には DOMS(遅発性筋肉痛) と呼ばれ、
トレーニング後 24〜72時間 に最も強く現れます。
そしてこれは、いまだに語られる
「乳酸が原因」
ではありません。
本当の原因は、
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筋線維の微細な損傷
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その修復のために起こる炎症反応
この2つです。
ここに冷却リカバリーが作用します。
複数の研究では、冷水浴(CWI)を行った群は
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筋肉痛スコアが低い
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CK(筋損傷マーカー)の上昇が小さい
という効果が報告されています。
冷却はなぜ効くのか?
1. 筋代謝を低下させる
→ 二次的な損傷を抑える
2. 血管収縮
→ 腫れ・余分な水分の滞留を減らす
3. 神経伝達の速度低下
→ 痛みの感じ方を弱める
この3つが合わさり、より快適で効率的な回復につながります。
① タイミング(スポーツリカバリー)
トレーニング後 “すぐ” または 1時間以内に冷却を開始するのが最適。
多くのスポーツリカバリー研究でこのタイミングが使われており、
筋肉痛の軽減・翌日の動きやすさ向上 が確認されています。
これは筋肥大目的のトレーニングとは異なり、
スポーツリカバリーでは 早いタイミングの冷却が効果的 です。
② 温度と時間
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水温:10〜15℃
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時間:10分前後
多くの科学研究で採用されている “ベストレンジ” です。
③ 頻度
「これは明日残るな…」というハードな練習日や試合後に最適。
大会期間・連戦・高負荷の週など、負担が大きい期間には頻度を増やしてOK。
ただし毎回行う必要はなく、
必要な日の回復ツール として使うのが最も効率的です。
④ 他の回復手段と併用するとさらに効果UP
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動的ストレッチ
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たんぱく質の補給
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水分補給
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軽いモビリティワーク
これらと冷却を組み合わせると、回復効率がさらに高まります。
アスリートの声
アスリートからは次のような声が多いです。
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「翌日の筋肉痛が明らかに軽かった」
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「朝の脚の重さが全然違う」
2022年のシステマティックレビューでも、CWIを行った群は
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痛みが軽減
-
パフォーマンスの保持が優れていた
という結果が出ています。
Dr.ICEを導入しているチームからも、
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「翌日の動き出しが速くなった」
-
「疲労が残りにくくなった」
といった声が上がっています。
(※効果には個人差あり)
指導者・チームにとってのメリット
連戦・大会・高負荷の週・夏場のトレーニングなど、
アスリートが疲労を溜めやすい時期には特に効果が大きいです。
そのためプロチーム・育成年代チーム問わず、
年間を通して冷却システムを導入するケースが増えています。
安全上の注意
循環器疾患、冷えに弱い体質、その他の持病をお持ちの方は
使用前に医療専門家へ相談することを推奨します。
結論:スポーツリカバリーには冷却が非常に有効
もしあなたの目的が、
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回復の早さ
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翌日の筋肉痛軽減
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安定したパフォーマンス
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次の練習への準備
であれば、冷却リカバリーは 非常に強力な手段 です。
ポイントは簡単:
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1時間以内に冷却を開始
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10〜15℃で10分前後
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頻度は負荷に応じて調整
個人でもチームでも、
Dr.ICE のチラーは研究に基づいた安定した冷却環境を提供します。
「冷却」を当たり前の習慣に。
あなたも今日から始めてみませんか?
参考文献
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